大島理森が語る

2011年7月アーカイブ

 昨日、あるテレビ番組に出演した際に、ワールドカップで見事優勝を果たされた、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督とご一緒になる機会がありました。
 佐々木監督は「指導者として心掛けていること」として、次のような発言されていたことが、大変強く印象に残りました。
 ①自分のチーム力を客観的に捉えること。
 ②監督は大きな方針を掲げるのみで、後は選手を信頼し任せること。
 ③選手だけでなく、チームを支えるスタッフにも心配りをすることで、チーム全体が 活性化し、一丸となって目標に進む雰囲気を作ること。
 このような心構えのもと、チーム一丸となって、諦めることなくあの激戦を戦いぬき、見事にワールドカップ優勝を達成されたことに、大変強く感銘を受けました。
 監督が話されたことは、サッカーだけではなく、人間として生きてくうえでも、また組織を動かすうえでもとても重要なことであると思います。誰もが、自分の力を謙虚に受け止め、自分を支えてくれる人達を信頼し、常に感謝の気持ちを持つことで、初めて一緒に物事を進めていけるのです。
 今回の佐々木監督を始め選手の皆さんの、明るい笑顔を失わず、目標に向かって頑張っていこうとする姿は、まさに今の日本に勇気と希望を与えてくれました。
 東日本大震災から4カ月が過ぎた今、われわれ日本国民が、明るい笑顔を失わず、復興に向かって頑張っていこうと行動することが、一番大切であることを改めて実感した、なでしこジャパンの優勝でした。
 本当におめでとう、そしてありがとう、なでしこジャパン!


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