大島理森が語る

細川候補は3つの問いかけに答えるべき

2014.1.23
細川候補は3つの問いかけに答えるべき

 いよいよ、明日から通常国会が始まります。会期は6月22日までですが、その間、総理の外交日程もあり、ソチオリンピックにも行かれるようです。また、1月末から2月に掛けてTPPの交渉も動き出します。東京都知事選も行われます。そういうものが、予算審議と並行して行なわれるわけなので、そう考えますと、非常に厳しい日程ではありますが、補正予算、本予算、税制関連法案を大いなる議論の上で年度内成立をさせて頂くことに全力を挙げていかなければいけません。それが、いわゆる成長戦略といわれる中で最も基本的な責務であろうと思います。
 先般、総務会で、政府と党の法案及び経過等の手続きについて、総務会長が「もう一度」ということで差し戻しました。政府におかれては「議院内閣制において政府与党は一体である」という実態をしっかり作ることを党執行部と相談すべきだと思っています。
 都知事選が始まりました。実質的に舛添候補と細川候補の戦いになるだろうと思います。舛添候補は、自民党都連の推薦ということになりましたが、報道等によれば、舛添候補が有利で進んでいるとのことですが、選挙は最後の投票箱のふたが閉まるまでしっかりと脇を固め、顎を引き締めて戦わないといけないのではないかと思います。
 争点は何かと各紙拝見しますと、とりわけ、細川元総理と小泉元総理は「原発ゼロ」ということを争点にしたいということで、本日の第一声はそういう訴えになるだろうと思います。私は、この問題については、復興本部長としても原子力というエネルギーに関わってきた者としても、細川候補には3つの問いかけに是非、答えてもらえたいと思います。もし、選挙中に応じないのであれば無責任といわざるを得ません。
 第一点は、発災以来、日本のCO2が2010年比で1.1億トン増えております。地球温暖化は、地球の人類の今と次の世代に対する現実的な危機であるということは、世界共通認識だと思います。原発をゼロにすることによって、その問題に元総理たる細川候補がどう答えられるか。
 第二点は、原発ゼロは、電力料金のスト高を承知するわけで、そのことが都民生活だけではなく、国民生活に大変大きな圧迫になります。東京都の全体像にも色んな影響を与えます。
 第三点は、ゼロにした場合、東京都はどのような代替エネルギーを確保し、都民に安定した電力を供給するどういう術を持つのか答えるべきです。東京都以外で石炭や石油やガスを燃やしそこで出来た電気を都民が使うというだけではなく、東京都で代替エネルギーの施設を作る覚悟と決意はあるのかということも踏まえて答えてもらわないと、無責任極まりないと言わざるを得ません。福島の大災害があれほどの不安と危機を起こしたが故に「原子力ゼロ」に直結するわけですが、それと同等、それ以上に地球温暖化という危機に対して、細川候補はどのような見識なのか、選挙期間中に是非聞きたいところです。
 舛添候補については、原発以外の福祉、オリンピック、直下型地震の対応等もありますが、この問題についても対論できればいいなと見つめているところです。
 ずばり言って、細川候補が立候補された時、驚きを感じましたが、しかし、こうして見ておりますと「希望」を感じられません。
 いずれにせよ、本日から選挙が始まります。日本の最も影響力のある東京都の知事選なので、国政全般にも影響します。元総理として、出来れば小泉元総理とお答えになることが、大事なのではないかと思う次第です。

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