大島理森が語る

2014年6月アーカイブ

2014.6.24
与党の安全保障協議と今後の流れについて

 通常国会が閉幕し、来週には、集団的自衛権の問題がどう決着するか、現在、最後のところまできていると思います。報道等を見ますと、自公の調整も本当に大変なご努力していただいた結果、相当なところまで来ている感じがします。そういう状況ですから、来週には、そのことが明確になるよう期待したいと思います。高村・北側両先生を中心とした渾身の努力に敬意を表したいと思います。
これを終えますと、今日の新聞に「日米ガイドラインの中間報告」と1面に載っていましたが、日米ガイドラインの改定作業も出てくるだろうと思います。今後、閣議決定されたら、その内容について、国会で論議することも当然必要になって来るでしょう。そういうことを踏まえ、それらに基づいて法案の体系をどう考えるかということが、次の段階で大変重要なことになるのだと思いますし、全体像を見て議論することが大事だと思います。これは、まだ先の話であり、まずは集団的自衛権のについて最後の詰めを行っているところですから、その行方を見守っているところです。

 先般、石原環境大臣が福島に入り、自らの発言問題について謝罪、撤回されたので、この発言問題についてはひとつの区切りがついたと思います。
現在、福島の問題は、中間貯蔵の問題を中心に、与党としてどう考えていけばよいか、どのように政府をバックアップすればよいか議論しているところです。そういう状況の中で、被災地や福島の方々、国民の皆様にしっかりと寄り添い、しかし、力強く進めていかないといけないところは進めていくため、何ができるかを議論している最中です。福島以外の被災地の復興問題も含め、何とか取りまとめたいと日々作業しているところです。

 骨太の方針、成長戦略も決められ、TPPの行方も7月の上旬にはどうなるかが見えてきそうです。
いずれにしても、我々は、どの課題においても「国民の理解と共感なしにはことは進められない」ということを忘れず、課題に向かっていかないといけないと思います。
 滋賀県の知事選挙が本日、告示されました。なかなか楽観できない状況のようです。みんなで力を合わせて勝利していかなければいけません。
 最後に、ワールドカップサッカー、残念ながら日本は決勝トーナメントに進めませんでした。選手やスタッフは最大限の努力をしたと思います。ご慰労を申し上げるとともに、4年後に期待をしたいと思います。

通常国会を終えるにあたって

2014.6.19
通常国会を終えるにあたって


 1月24日に通常国会がスタートして、明日で終わろうとしています。何があるかは分かりませんが、そういう予定のようであります。この通常国会は、大きな波乱もなく、政府与党が進めて来た予算案をはじめ諸法案が成立し、国民に結果を出せる国会になったことに、我が党の議員、公明党の議員含めて国会関係者、すべての議員に敬意を表したいと思います。背景としては、安倍内閣の堅調な支持率、そして党内、与党内が結束した姿であろうと思います。改めて敬意を表したいと思います。
 政治は毎日動いているわけで、まだ、集団的自衛権の問題は、与党内での合意に至っておりません。TPPの推移もあります。私自身の責務として、東日本大震災からの復興問題、とりわけ、中間貯蔵の問題を含めた福島の復旧復興問題等々に取り組んでいかなければならないと思います。来週から、復興問題に更に取り組んで、概算要求前には、提言という形で内閣に申し入れるかはまだ決めていませんが、与党として行うべき点を整理してみようと思います。思いは、中間貯蔵をどう理解してもらえるか、与党として努力すべきという思いで一杯であります。従って、政治は動いておりますから、この懇談は少し続けようと思います。

 国会が閉会すると、それぞれの議員は自由に活動ができますし、地元での活動もしっかりしなければいけません。海外視察等に行かれる方々もいると思いますが、時として、国会が終わった途端に緊張感が崩れることがあります。我々は、国民の目線を、国民から見られているという緊張感を持って日々努力しなければいけないと思います。

2014.6.12
一番きつい段階の与党協議、渾身の努力を期待


 集団的自衛権の与党協議が毎日のように報道されています。私自身の知りうることを感触も含めて申し上げますと、両党とも大変な努力をして精力的に頑張っておられるという感じがします。とりわけ高村座長、北側座長代理お二人は、渾身の努力をしておられます。改めて二人に敬意を表したいと思います。また、新聞報道によりますと、北側座長代理が高村座長にトマトを贈ったとのことですが、つまり、それは深い人間関係が出来ている、と推測しております。
 長い間、自公のさまざまな難しい問題を乗り越えてきましたが、私自身もその時々に、かなりコミットした問題もあります。私たちも、党内の情勢を見つつ理解を得ながら、一方、政府の思いも考慮しなければいけません。その意味では、現在、精魂尽き果てるような交渉がされていることは分かります。
 一方、公明党も、とりわけこの問題は、非常に根本的な問題として捉えられていると思います。決して、ためにして引き延ばそうという思いではないと。そういう根本的な問題であるが故に、公明党も、北側代理がその先頭に立って取りまとめの責任者として、毎日のように党内で議論されている状況が分かりますし、本当に全力を挙げておられると思っています。
総理は総理で、官邸としての思いがありますし、いよいよ政府、自公の協議の一番きつい段階に今来ていると思います。私たちは、現在そういう状況であることを認識しながら、お二人の努力に対してどういうサポートができるか分かりませんが、とりまとめができるようにサポートして、サポートというより見守ることがサポートかもしれませんが、是非、頑張って頂きたいと思っています。

 国会もいよいよ会期末が見えてきました。先般、現在の法案の進捗状況を教えてもらいましたが、参議院は追い込みの議論をしているようです。政府提出法案については、相当な高い成果を得られるのではと思っていますが、最後まで引き締めてやっていかなければなりません。

 昨日、福島県知事が来られて、復興に向けての様々な要請を受けました。来週、復興本部の総会を開きます。その場では、福島県以外の被災地を含む、今までの取り組みの状況報告、今後、乗り越えなければならない問題点を伺った上で、私自身が福島県を回り、関係各位の意見も伺いつつ、来年度の概算要求も含めた必要な案件を整理してとりまとめたいと思っています。時期については、今の時点では申し上げられません。但し、そういう大きなスケジュールに合わせられるようにしていきたいと思っています。
 中間貯蔵の説明会は、この週末で、おおよそスケジュールを決めたものについては、終わると思います。説明会を通じて、住民や地権者の方々の意見は、非常に厳しいものがあると感じています。福島原発事故の復旧復興は、中間貯蔵というものが着実に進められるかどうかが非常に大きな要素でありますから、何としてもそれらを整理して、とりまとめをしなければいけないと思っています。

 最後に、法人税減税について、与党税調では「5年かけて20%代に減税」という報道が出ています。地方自治体からすると、法人事業税の問題が裏腹にあるわけですから、地方の財源に影響が出ないように、是非、野田税調会長はじめ与党税調の方々にお願いしたいです。一方、財政の「プライマリーバランス回復」という大きな目標があります。それら含めて、税の専門家の税調のメンバーには、この問題に取り組んでもらいたいものです。

2014.6.5

希望を持って取り組む被災者に政府は全力を
-福島県双葉郡を視察して-

 東日本大震災復興加速化本部長として、6月2日(月)、3日(火)の2泊で福島県の双葉郡地帯を回りました。この1年は、福島の原発事故災害の復旧復興を目に見える形で進ませなければいけない大事な年なので、今回、改めて原発事故の複合的な災害の現状を視察しました。現状は、着実に進んだなという地域と、自分が東京で考えていたよりも被害が深刻な場所があるという、二つの側面があります。まず、福島県以外は、津波によるがれき処理はもう片付いて、現在、新たな居住地域がすごい勢いで作られています。
 一方、福島県の場合、いわき市の一部、浪江町も双葉町、大熊町等海側のがれき処理に全く手が付けられていません。そういう現状を見た時に「復旧未だし」との思いを強くしました。原子力発電所事故災害だけでなく、複合的な災害の深刻さを実感させられました。その一方、双葉郡内でも広野町は、住民の帰還が可能な地域で、数字で言われる以上の帰還者及び人口流入があります。今回の視察で、生活の匂いがする家を見た時、一歩一歩、故郷再生のために被災者の皆さんが頑張っていらっしゃると実感しました。
 現在、環境省が中間貯蔵の説明会を精力的に行っています。現地の方に中間貯蔵を理解してもらい、そのことを出来るだけ早く決めていただくことはとても大事ではありますが、避難民あるいは現地の方々の「我が故郷が中間貯蔵地になる」という思いを考えますと、誠意をもって、かつ理解を求めて進めていく必要があると思います。また、現地サイトを高所からも視察しました。膨大な面積であります。そういうことも念頭に置き、今後の進め方も考えていかなければと思っております。
 また、今回、3年間住んでいないお宅2軒に入らせていただきました。被災当時のままで、ものが散乱していました。同時に、ねずみや、放逐された豚、牛が侵入し、異様な匂いの中で「室内をクリーニングしてもう一度住んで下さい」というのは、相当な困難があると感じました。新たな策を立てなければいけないだろうと思っています。
 しかし一方、双葉郡全体の町村長、議会の皆さん方が歯を食いしばり「同じ思いを持って乗り越えていこう」と強い志を持って下さることに、私は大変な敬意を表し、感激をしております。我が故郷が、全部とは言わないけれども中間貯蔵地でなくなるかもしれないという中でも「希望を持って取り組んでいこう」と。このような現地の方の思いに対し、いよいよ政府もしっかりと対応していかなければならないという思いを強く持ちました。それらを踏まえた、4回目の提言とりまとめ作業にこれから取りかかっていきたいと思います。

 連日のように、安全保障に関する報道がされております。与党協議が精力的に行われているようです。高村副総裁が座長、公明党の北側副代表が座長代理として、このお二人を中心に、大変な作業をしていただく時期になるだろうと思います。大変ご苦労ではありますが、是非頑張っていただき、与党としての結論を生み出してもらいたいものだと思っていますし、いつも申し上げているように、我々はそれをバックアップしてしなければいけないと思う次第です。

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