大島理森が語る

2014年9月アーカイブ

今日の発言

2014/09/25

 天皇皇后両陛下が昨日私の地元においで頂き、ご訪問を頂戴した。震災の復興ぶりをご覧になって頂き励まして頂いた。青森県には入っていなかったようで誠にありがたいことです。
今日の内外の報道を見て「イスラム国」の残虐性、あの姿に対して、もちろん総理の、政府見解も出されている、発信はされていますが、つくづくこの日本という国で中東に関しての知識と感覚というものが遠く離れている故に、今起こっている現状に対して、本当に怒りを込めて私どもは対処、所見を発すると同時に、対処しないといけないと思っています。中東問題は歴史と宗教と、それぞれの出身の、いわゆる地域的な奥深い対立。そういうものが絡み合って、なかなか私どもにはリアリティをこの問題に持って接することが一般的にはないと思います。しかし、今日もフランスの登山家の方が惨殺されたという報道がなされていますが、これはイスラム国の対処の仕方によって、中東がまた大きな混乱を生むことになれば、当然わが国にもさまざまな影響があります。従って、アメリカのオバマ大統領が国連でスピーチをされ、フランスの首相もスピーチされ、そういう中にあって、日本としてもどうバックアップ体制をとれるかということについて考えていかなければならないし、先般の研修会で中国の実態をある意味で勉強しました。今日はわがグループの皆さんの声を聞いて、中東問題、奥深きところも含めて勉強をしてみたいと思っています。

 またロシアに対する金融制裁の報道もありました。ウクライナの問題を中心に中東、欧州、特にイギリスの先般のスコットランドの独立国民投票。そういう問題を含めた時に、ヨーロッパ、中東に相当の関心を持ちながら日本のかじ取りをしていかないといかんなと思っています。

 最後にエネルギー全体の問題ですが、九電が再生エネルギーを買い取ることに制限をしたいという報道がありました。この問題は、この年に作ったエネルギー基本計画の中には、日本のエネルギー政策のベストミックスとは何かが言葉でおおよそのことは書いてあるわけですが、さらなるベストミックスの在り方が、原子力再稼働という問題と絡めて議論になるのではないかと思います。この年に約6000億円の再生エネルギー買い取りのための税金を投入しているわけでして、そういう観点と、送電のキャパシティの問題、コストの問題、総合的にいよいよ議論をしていかないとならないだろうと思っています。

 いよいよ臨時国会も29日から始まるわけでございますが、昨日予算委の理事予定者、私も委員長予定者ですが、与党の予定者で会議を行いました。基本的に今後の大きな枠組み、本会議なり国会の役員の人選をやり、総理所信、代表質問とつながっていくわけですが、そういう中にあって、総理や外務大臣の大変重要な国際会議が予定されているようであります。そういう先ほど申し上げた国際社会が激しく動いている時ですから、そういう首脳の外交日程というものはできるだけ尊重していかなければならないし、一方、立法府の国会としての役割も国民の前に果たさなければならないし、果たしていく過程の中で国民の皆さんに集団的自衛権の限定的容認の問題も、消費税の問題も、TPP、景気動向もさらに国民の皆さんにご説明する役割もあるわけですから、限られた中であっても充実した議論を期待したいと思う次第です。

今日の発言

2014/09/18

 昨日、派閥研修会を無事終えさせていただきました。麻生大臣、高村副総裁はじめ、各界の講師の皆様に非常に有意義かつ刺激的なお話をたくさんいただきました。昨年もそうでしたが、我がグループだけでなく広く参加していただく中で、学びをしていくことが大変大事だと思います。

 昨日、高村副総裁が安保法制の行方についてお触れになり、ガイドラインの改定した後に骨子的なものをまとめてというお話でした。前々からそういう流れを聞いており、法律的に何本になるのかわかりませんが、相当な数を通常国会に提出するだろうと思います。そういうことを通じながら、国民の皆様方に日本のこれからの外交安全保障の指針、進路、よくいえば国家戦略というのでしょうか。これらを提示しながら、法案の必要性の説明をしていくことが問われていくのだろうと思います。そういう観点からしても、APECにおける安倍総理の日中首脳会談、あるいは日韓首脳会談がなされることを期待申し上げたいと思います。報道によれば与党として訪中される計画もあると、北側さんの方で発信されているようです。さまざまなルートで関係作りに努力されていますが、やはり対話というものが大事だと思いますので、ぜひ中国側にも理解をいただいて、話し合っていただきたいものだと思います。

 臨時国会が29日からということで、明日で議運でお話をするということを伺っています。臨時国会の概要を見ておりますと、予算が上程されないわけですから予算の成立がどうだこうだということはないと思います。民主党さんの今度の新人事を拝見していますと、論戦を挑んでくるような、大いなる論戦を挑みたいというような感じのする陣容だな、という思いで拝見しました。それはそれで大変結構なことだと思いますし、法案もいろいろ積み残したものもありますし、また新たに地方創生等あるようです。我が方も新人事になり、民主党さんもそういう形になり、しっかりとした論戦がなされて充実した国会になればと思います。

 総理、財務大臣の外交日程もいろいろあるようですが、こういう時代ですから必要な外交日程はしっかりとやっていただきながら、国会は国会として対応していくことが肝要ではないかと思っております。昨日、研修会を終えて、あした復興本部の新しい人事と顔あわせをやって方針を出した後、来週から少し、国会の感覚を取り戻さなければなりませんので。そういう仕事の準備にも少しかかっていかなければならんかな、と思っております。

今日の発言

2014/09/11
 
 党人事も改造も終えまして、党内の体制作りも進んでいますが、第2次安倍改造内閣への期待感と、そして、多様で安定的な体制に評価いただいているという結果が出ていることを大変うれしく思います。党内の方も進んでいると思いますが、参院が明日(12日)でしょうか、臨時総会をやるそうです。願わくは第一に体制を早く作ると同時に、選挙制度についての議論をスタートしなければならないでしょう。同時に国会がどうやら今月末には開会してという空気が伝わってくるので、それも考えると議論は議論として参院も体制を整えてスタートしないといけないと思います。ご下命により、国会で予算委員長の候補者に決定したようです。さーっと見ていると総理や財務相の重要国際会議が続けてあって、合間を見ながら、長期の連休もあります。それを見ながら相談してやっていかないといけない。新大臣、新閣僚はそれまでの間、所管についてしっかりと方針を固めて、国会対応もしっかりしていただくように、期待をいたしたいと思います。


 きょうの各紙で、発生から3年半がたち、仮設住宅のあり方とか、仮設の避難者17万人、様々な問題の報道があります。復興本部長として新陣容を決めたので、金曜には新役員を決め、は3ヶ月、4ヶ月福島1本でやってきましたので、3年半過ぎて、しっかりと乗り越えて被災者にしっかりと寄り添って、復興の促進に全力あげないといけませんが、集中期間が来年1年で終えるので、政府ともども努力していかないと。福島知事選に関して、幹事長、選対委員長の元で党本部としての結論を出されました。福島県連もいままで様々なことを考えながら進めていったわけですが、県連会長も苦渋の決断ということで、党本部もまた苦渋の決断で、党本部の方針を県連執行部が理解いただいたということです。思いは、福島復興なくして日本の復興ないという総理の思い、前の閣僚の時に中間貯蔵の合意を総理と佐藤知事、福島県民の皆様との約束をしたわけです。深く関わってきた私として、この問題は、もちろん福島の問題であると同時に、日本全体の問題でもあります。そしてまだまだ乗り越えないといけない課題がありますが、広く、県民の理解・共感・協働がないと、復興、中間貯蔵の問題は進まない、そういう観点からの党本部の判断であり、県連の苦渋の決断だったろうと思いますし、今後、それらに向けてまた、選挙に対して向かうか、そういう観点から体制を考えていただけるものと思っております。この期間中、新執行部の下で、お前も相談にのれということで入ってきましたが、結果が出ていないので、大事なことは、福島復興なくして日本の復興ないという総理の方向性をどう維持していくか、どういう体制とるかということだろうと思います。

今日の発言

 第2次安倍改造内閣の大臣の人事、党執行部の人事も決まりました。人事という言葉の通り、政治家の先生方の活躍していただく役割を決めていただくこと、人の事と書くわけですが、いろいろな事がその間あったわけですが重厚で女性の活躍を期する陣容という感じがします。執行部は高村副総裁ご留任であり、谷垣先生が幹事長、政調会長には非常に若い女性の稲田さん、総務会長には非常に幅広く実のある我が同期、二階さんがおなりになられました。全党を挙げてこの難局に安倍政権とともにあたっていくという姿がみられると思う次第です。

 不肖小生は、復興をそのまま進めてください、という総理からの言葉がございましたので、集中期間の5年間はあと1年半あるわけで福島のことも踏まえて引き続き努力していきたいと思います。今後の安倍政権、我々のなさねばならないことは多岐にわたってあるわけですが、総理もお話されている通り、アベノミクスといわれた経済が地方にも元気を出す、広く日本を元気にするという政策が一つでしょう。第二点として、この秋には消費税をどう考えるかという問題があると思います。年内に、来年度の予算編成が行われ、通常国会に入ると、たぶんですが、来年度予算の前に補正予算という問題が処理されていくと。来年の通常国会は社会保障、エネルギー、あるいは農協に関わる農業改革といったことが予測されますが、なんといっても集団的自衛権の限定的容認、憲法解釈に基づく日本の防衛整備の基盤を作る関連法案。これが予算を終えた後、非常に重要なことが考えられます。

 この年内には臨時国会を開催せねばなりますまい。新布陣による初めての国会という状況の中で、たぶんこの臨時国会は9月末から10月初めに開かれるのではないかと思う。30本くらいの法案が予定されているのではないかと言われますが、野党は新内閣布陣に厳しく対応してくるのではないか、ということを考えると、私ども政府与党一体として、さまざまな問題についてしっかりとステディに、しかしある意味ではスピード感をもって国民の信頼、期待に応えていく大きな責務がまたスタートします。先ほど申し上げた年内の問題でもTPPの問題もあります。APECを北京でおやりになるというところで、外交的には是非、総理と習近平さん、あるいは韓国の大統領さんとの会談が実現されることを期待しますが、どちらともウィン・ウィンの関係を持つことが大事だと思います。いろいろな二国のコンフリクションがあったとしても、それを乗り越えて首脳がお会いすること。安倍総理は是非お会いしたいということを盛んにシグナルで送っておられるので、是非そういうことも実現してほしい。APECでTPPが完結するかどうかということについては、そこまではなかなか困難ではないかなという気がいたします。そのことも注目を致さねばならないと思います。

 そういう中で、我がグループから江渡防衛大臣兼安保担当大臣、有村先生が女性が活躍する担当大臣ほか行革やあるいはまたさまざまな兼務の大臣に就任されました。我々もバックアップしますし、是非堂々とご活躍していただきたいと思います。副大臣、政務官も徐々に名前が出ていますが、なんとか我がグループからもそうしたところで活躍していただけるように期待しています。正式に発表されるのはまだだと思いますので、この辺にとどめておきたいと思います。国会の人事も進めているようです。きょう一部報道がありましたが、私事にあることが出ておりましたが、まだこれ正式に決まったわけではございませんが、確かに要請があったことは事実でして、それは何のポストか、何の委員長かということは申し上げません。それ以外にも、他の先生方にも国会で活躍してもらいたいし、党の人事でもおおいに活躍してもらいたいという思いでご推薦を出来る人はしていきたいと思っているところです。

 1期生の先生方が100名以上を超えていますので、そういうことも勘案して、幹事長室を中心にして、政調会長は政調会長のところで、総務会長は総務会長のところでやっていると思いますが、どうあれいったん決まったら、それぞれのポジションでそれぞれが全力を尽くして国民のために働くことが、政治家にとって最も大事なことではいかな、と思っております。

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