大島理森が語る

幹事長会見の最近のブログ記事

(平成22年9月8日(水)16:38~16:50 於:党本部平河クラブ会見場)

 総裁の方針を踏まえ、従来の例に従い、党役員選任については、総裁にご一任したい。ご了承を頂きたい」と発言したところ、役員会および役員連絡会において、総裁一任となった。さらに、総務についても、「改めて選任する手続を取ることになる。なお、党則第86条により、『役員は、その任期が満了又は終了した後でもそれぞれの手続きを経て後任者が決定するまでは、引き続きその職に在るものとする』となっているので、よろしくお願い申し上げたい。国会の人事についても、総裁にご一任をお願いし、ご了承いただいた。

 私自身もその対象者であるので、この一年間、役員会・役員連絡会の先生方には、とりわけ参議院選挙、国会対応、その他各種選挙、党運営について、多大なるご尽力とご協力を頂いたことに感謝申し上げます。

 鈴木宗男衆議院外務委員長の上告棄却という報道があった。この案件について、昨年9月18日に、私自身国対委員長として、横路衆議院議長に厳重に申し入れをした。その内容は、「かつて刑事被告人の立場にある議員が、常任委員長に就任した事例を見当たらない。常任委員長に選任すれば、立法府たる衆議院の良識ある倫理観が問われることになるのではないか。私は、鈴木外務委員長本人の問題よりも、そういう権威ある常任委員長を議長が推薦することについて、横路議長の責任が出てくる可能性がある。議長の権威に関わる問題ではないか」ということを直接議長に申し上げた。したがって、私どもは、議長一任のこの提案に明確に反対した。それでも可決された。したがって、それを受けて議長が常任委員長として鈴木氏を指名された経緯がある。この問題については、議長がこのような状態に対しての責任をどのようにお考えになられるのか。民主党自身がこのようなことを強烈に推薦したことをどう考えるのか。残念ながら、今日は議長は外遊なので、国会の権威を守るために、議長自らのご判断を頂くこと、その責任を厳しく問うていかなければならない。

 昨日の検察審査会での鳩山首相を不起訴相当とする判断がなされたが、ご承知のように、この結論において、大変大きな問題提起がなされた。それは、母からの贈与をまったく知らなかったことは、国民感情からして考え難い。鳩山首相自身に対して、検察官の取り調べがなされなかったこととも相まって、鳩山首相の一方的な言い訳にすぎない上申書の内容そのものに疑問を投げかける声が少なからずあったという文書がここにある。我々は、税の問題、使途の問題、そして法廷での結論が出たら、国会に資料を出すと約束したことをしっかり守っていただく。また嘘をつくのかという思いだが、それらを徹底的に追及していくのが大事である。そういう観点から川崎・鈴木両国対委員長が野党3党でこれらの問題で協議し、足並みをそろえていくことをやろうとしている。

 
 中国青海省地震を受け、国会議員一人あたり5000円を募金として、6月歳費より引き落としさせていただく。


 先程、中曽根弘文・党紀委員長、大野功統・副委員長がお出でになり、党紀委員会で先般の離党届を持ってきた方々に対する結論が出た。与謝野馨衆議院議員、舛添要一参議院議員は除名、他の方々は離党届を受理することで決定した。その間において、役員連絡会においても、幹事長室会議においても、党紀委員の中からも、政党法のあり方、あるいは比例代表で当選された方々に対する離党する際の党内規律、それらについて、しっかりとルールを作るべきだとの意見が相次いで出された。

 
 日本の民主主義をより一層育てていく、成長させていく、改革していくためには、政党本位の選挙制度ということを標榜して大きな政治改革を行い、そこに国民の税金を使わせていただいて、政党に助成する、国民の税金を助成する法律を作って、政党に助成しているその時に、簡単に当選した時の政党を離れて、新たな政党を作って、その政党助成法の対象になるということが本当にどこまで許されるのか、許されないのか、これは納税者である国民の皆さん、あるいは有権者の皆さん、あるいは、先程申し上げたように民主主義の根底は政党にあるのだから、政党のあり方等々をしっかり議論して、できるだけ早急に一つのルールを作る、法律も考えることをしないといけないという問題提起があった。私どもも、その問題をどう取り扱っていくか、真剣な日本の民主主義の根底に関わる問題だと思っており、党内でどのような形で議論していくか、判断してまいりたい。

(平成22年4月13日(火)10:25~10:43 於:党本部平河クラブ会見場)

 15日(木)に全議員懇談会を開催する。いよいよ選対本部、様々な部門を積極的に動かし、動いていただく。これから政権公約を政調会長のところでまとめていただくが、とりわけ政権力委員会(ネクスト・ジャパン)のメンバーの皆さん、総裁(本部長)、本部長代理のお三方には、とりわけ今週はこの概要、連休明けにはその骨格、明確な柱を示すが、それらを中心に積極的に政権担当能力、若い力、経験豊富な皆さんの力、これほど自民党に政権担当能力、未来を創っていく力があることを示して活動してもらいたい。
 
 昨年9月に、谷垣総裁の下でスタートして以来、地方選挙において、民主党が候補を推薦した66の選挙で、民主党側の29勝37敗という報道があった。自民党との直接対決では、民主党が3勝、自民党が9勝という結果である。これは、地域の党員党友、同志各位のご努力が一つであり、そこにおられる衆参の先生方の努力が一つであると同時に、民主党に対する期待感がなくなったという結果であろう。そういう地域で踏ん張っている、頑張っていただいている皆さま方に、改めて敬意を表しながら、我々は一致団結をして、開かれた政党であるから、議論して得た結論に対しては、全力を尽くしてまいりたい。戦っていこうではないか」と発言した。

 昨日、小沢民主党幹事長が記者会見をされて、何かわが党に対して、「もっと気概を持って」云々と発言されたという記事を今朝拝見した。人様のことを言う前に、まず己自「身の政治とカネの問題や鳩山首相の決断なき政治運営、人を混乱に陥れ、内外に不信を買っている状況に、まずしっかりとおやりになることが、あなたの責任ではないかとお返ししたいと思う。
両院議員総会長及び副会長の選任について、昨年の9月に谷垣総裁に一任されているが、両院議員総会長に木村仁参議院議員、副会長に大野功統衆議院議員、加納時男参議院議員を選任することを役員連絡会でご了承いただいた。

2010年3月16日

(平成22年3月16日(火)10:42~11:00 於:党本部平河クラブ会見場)

 昨日、鳩山邦夫元総務大臣から離党したい旨の届け出がありました。総裁のお話の通り、離党届を預かり、これから党紀委員会で審査してもらいたい。また、園田博之幹事長代理から、『民主党政権に国を任せていては、日本の危機になる。この強い思いは、全く総裁、幹事長とも同じであるが、その方法論、進め方について、執行部と違うことを内外に主張してきたので、(幹事長代理を)辞任をし、執行部の外において、新しい自民党を作る努力をしてまいりたい』ということで、それを了とすることにした。
 
 参議院選挙について、いよいよ各選挙区で(候補者が)おおよそ決まってきた。実戦に入らなければならない時で、党内議論は大いに結構であり、聞くべきことは聞いて、一致結束してまいりたいので、よろしくお願いしたい。

 本日16時から、新宿駅西口で高校授業料無償化をメインとして、総裁を先頭に、街頭演説を行う。また、20日(土)から22日(月)に全国一斉街頭活動を実施してまいりたい。子ども手当、高校授業料無償化、もちろん普天間基地の問題、政治とカネの問題を含む鳩山政権の問題点、加えてわが党の対案等を積極的に訴えてまいりたいので、よろしくお願いしたい。

2010年3月15日

(平成22年3月15日(月)17:45~18:05 於:党本部平河クラブ会見場)

 本日、鳩山邦夫元総務大臣から、離党したい旨の届出がありました。その後、電話にて鳩山元総務大臣と話し合いをしました。鳩山元総務大臣としては、「今の民主党政権では駄目だ。自分は、外に出て新党を目指し、悪政を断ち切る。あるいは、自民党の新しい姿を求めていきたい」とのことでした。私からは、「鳩山元総務大臣の思い・決意を谷垣総裁に報告し、総裁の判断を仰ぎたい」と申し上げました。総裁からは、「届出は受理をし、党紀委員会に速やかに手続きを行うように」との指示がありました。

 また、園田博之幹事長代理から、「民主党政権を倒すという目的は一緒ですが、進め方について、今日まで執行部と違う方針を主張してきたこともあり、むしろ執行部の外に出て、自民党のあるべき姿を追及していきたい」との話がありました。それを了とし、私はその申し出を受理し、そのことも総裁にご報告した次第です。
 
 今、私どもに求められていることは様々ありますが、ふるさと対話集会や地方の皆さま方、党内の若手の皆さま方だけではなくて、民主党政権の支持率がこのように低落しているときに、参議院選挙に向けて、もっとも大事な点は、まず一致団結して参議院選挙に勝つことであることだと強い意見、要請を頂いてまいりました。したがって、今後、総裁、執行部に今日まで頂きました様々なご意見、その中には園田幹事長代理から頂いたご意見等々もありますが、それらをしっかりと活かしつつ、執行部のみならず、党が一致団結して、国民の皆さま方の信頼に答えを得られるような姿を作ることが大事だと思う次第です。

2010年3月9日

役員会・役員連絡会後 記者会見
(平成22年3月9日(火)10:40~11:00 於:党本部平河クラブ会見場)

 普天間基地移設問題については、ただ時間を費やして、今、報道されているところによれば、かつてわが党が様々検討した案を持ち出して、沖縄だ、何だと言っている議論が行われているようだが、沖縄県民の不信感を掻き立て来た故に、沖縄県民の理解を頂いた上で、どうあれ米国と交渉すべきということで進めたいと思っている。5月末までに結論を出せないのであれば、これは日本の安全保障、アジアの平和と安全、平たく言えば抑止力の問題、日米の信頼関係、何よりも沖縄県民の皆さま方を今日まで、もてあそんできたその姿に、明確に内閣が責任を取るべき状態であり、当然であろうと思う。

 期別懇談会で意見聴取し、それらを精査して、活かせるものは活かし、お答えできるものはお答えしたい。

2010年3月2日

役員会・役員連絡会後 記者会見
(平成22年3月2日(火)10:43~11:13 於:党本部平河クラブ会見場)


 先般のチリの地震、津波を受けて、改めてわが党として、谷垣総裁を本部長とする『自由民主党 平成22年チリ地震・津波対策本部』を設置し、一昨日会議を開いた。わが党の救援活動の一環として、被災者支援のために各先生方から5000円募金を4月歳費から引き落とし、在日チリ大使館を通じて、義援金を提供させていただきたい。

 先般行われた石垣市長選挙について、この市長選挙の意義は、第一に、沖縄県の中で今時の普天間基地の問題等々、沖縄県民の皆さま方に多大なご迷惑とご心配をおかけしている背景があること。第二に、自公対与党の明確な政党対立軸があったことを踏まえて、わが党が支援した候補が大変大きな票差で勝った。率直に申し上げて、なかなか厳しい戦いというデータを私どもは持っていたが、後半の皆さんのご努力で勝たせていただいた。一週間前の長崎県知事選挙、町田市長選挙に続き、石垣市で逆転勝利を得たことは、普天間基地問題に対して、沖縄県民の気持ちをもてあそんだ鳩山政権に対する声であると同時に、政治とカネの問題が大きく影響したものであろうと思っている。

 したがって、またしても起こった北教組の問題のみならず、労働組合と民主党の選挙のあり方、政治資金の流れ、すなわちそれは民主党の構造であり、体質である。そのことを私どもは、やはり国民の前に明らかにして、あるべき姿、つまり組合の政治活動のあり様、資金のオープン化、そういうものも研究し、罰則をさらに加えるような方向で、この問題に対応していくことが国民の信頼を得ることになるのではないか。したがって、この問題も政調会にお願いし、選挙制度調査会でも研究し、対応を進めていきたい。教育公務員、地方公務員の政治活動に罰則を設けることも大事だと考えている。

 いずれにしても、鳩山資金の贈与税、相続税の脱税問題、使途の不明な点、小沢幹事長の不動産及び、ゼネコンからの資金の流れについての疑惑、民主党の小林千代美衆議院議員の問題の3点セット、この問題に対して、新たに小林議員の参考人招致、そして今日もまた議論となり、これからも議論となるであろうが、関係者の参考人招致等を強く求め、あるべき姿を、そして政治の信頼を勝ち得るために、責任を果たすことが我々の役割であろうと思っている。

 明日、明後日の2日間に、衆議院の『期別議員懇談会』を行う。

 参議院の公認の状況は、今、選挙区で38名だが、今日、新たに宮崎県、岡山県の公認決定をしたい。これで40名になる。まだ決まっていない県でも、手続きが進んでいることを考えると3月中旬ぐらいには、選挙区ではほとんど決まってくるのだろうと思っている。そのために、私どもは、いよいよ夏の参議院選挙に向けて、第2段階の実戦の態勢づくりに入らなければならない。総裁の下、一致団結して頑張ろうではないか。

 昨日、残念なことに、岐阜県選出の松田岩夫参議院議員が離党届を持ってきた。岐阜県連に今までの経緯を伺うと、いったん離党した松田議員が復党する際に、県連に対して誓約書、遵守事項をしっかりと自筆で署名したものを出している。岐阜県連としては、政治家の道の理にも違反するし、ましてや自分が今度選挙に出られない状況になったことも踏まえているのではないか。まさに私利私益、政治の信念、道に大きく反するものであるし、そういう観点から、昨日の夜からそういう経緯を伺い、岐阜県連の思いもその通りであるので、本日の役員会において、党紀委員会に厳しい処分を求めていくことにした。党紀委員会において、それを議論していただくことにしている。


2010年2月23日

(平成22年2月23日(火)10:22~10:40 於:院内第24控室)
本日の役員会・役員連絡会終了後の会見


 長崎県知事選挙、町田市長選挙について、改めて各先生方のご協力に感謝申し上げるとともに、地元の皆さま方の大変なご努力で勝利することができた。そのご努力の結果が勝利に結びついたが、さらにその背景には、民主党の政治とカネの問題に対する国民の厳しい目、評価があるということを我々は強く認識しなければならない。昨日まさに、参考人招致、証人喚問の要求、公共事業の個所付けの問題に対する処分のあり方についての要求、そして、このこと自身私も危惧しているが、国会のルールを変えていく。むしろ民主党の党利党略のためにルールを変える。例えば、子ども手当法案は、民主党の一丁目一番地の重要広範議案と自ら位置付けなければならない案件であろう。高校無償化法案もそうであろう。それなのに、自ら重要広範議案と位置付けずに、強引に本会議での趣旨説明を行う姿は、国会の議会制民主主義のルールを無視し、党利党略によって変更していくことに、私どもはきっちりと抗議をしなければならない。そのことに対しても国民にはなかなか理解しづらいと思うが、積み重ねたルールを変えるのは、議会制度協議会等々で話し合い、与野党間で協議をし、そして変更するのが、正当な民主主義であると思う。それを数の力によって、政治とカネの疑惑にはふたをし、国会のルールは党利党略でへし曲げていくという姿は、必ずや議会、日本の国会に大きな禍根を残すと断ぜざるを得ない。そのことに対しても、抗議をし、ただしていかなければならないと思っている。それらを踏まえて、我々は、今日審議を拒否するのではなくて、そのことを誠実に実行することこそが、今、政治の責務だと訴えているわけであり、民主党よ、是非まともな政党になってくれと。数を頼んで疑惑を隠し、数を頼んで党利党略の無茶苦茶な国会運営をすることは、大きな禍根を残すと、敢えて民主党に呼びかけてみたい。

 今日一日、川崎国対委員長には様々な交渉をしてもらうが、一致結束しようと呼びかけた。

2010年2月16日

(平成22年2月16日(火)10:35~10:55 於:党本部平河クラブ会見場)

 国会は、連日予算委員会等で国対委員長、予算委員会の皆さま方に大変なご尽力を頂いている。先日、民主党の小林千代美衆議院議員陣営の公職選挙法違反に関わって有罪判決が出たが、同時に北海道教職員組合(北教組)による1000万円を超える裏金問題が出てきた。我々は、脱税も含めた鳩山疑惑、小沢幹事長の政治資金疑惑、そして北教組の選挙資金に関わる疑惑の三大疑惑がここに現れている。この問題に関して、予算委員会や証人喚問、さらに本会議での議員辞職勧告決議案について、しっかりとした取り組みをしていかなければならない。加えて、この労働組合の中にある日教組、子どもたちを健全に、生きる力を持つ教育をしてもらわなければならない、その教職員の組合から、この1000万円を超える裏金問題があるとすれば、労働組合のいわゆる選挙活動、政治活動にもメスを入れていかなければならない。今日、村田吉隆情報調査局長にその組合の政治活動、政治活動に関わる調査を改めて強くお願いをした。由々しき問題だと思っている。
 
 党首討論は、明日総裁が論議する。明日の鳩山首相との議論、ある意味では、ここからがいよいよ予算委員会での国会対応の大きなスタートとして位置付けて考えてまいりたい。

2010年2月9日

(平成22年2月9日(火)10:05~10:25 於:党本部平河クラブ会見場)

 土日に、報道各社の世論調査が行われた。この2トップ、これに関わる5人の秘書が、その一人はまだ国会議員であるが、逮捕、起訴されているという現状に対して、国民の皆さんの説明責任、監督責任、道義的責任を問うている結果が出ているのではないか。こういう厳しい声に、お二人と民主党はどうこれから応えていくか。我々は追及していく責務を持っている。

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